食品への異物混入防止対策 繊維編
- 2019.10.10
- 異物混入防止対策
ベルトコンベアのベルト
ベルトコンベアのベルトをほつれたまま使っている工場があります。ガイドにあたってこすれてボロボロになったり、単純に経年劣化でボロボロになっていたりします。
作業担当者は気づいていても、毎日少しずつ劣化していくので「まだ大丈夫」と思いがちです。また「そろそろ変えたほうが良いんじゃないか」と思って上申しても、却下されたり放置されると次からは報告をあげなくなってしまいます。異物混入防止と職場のモチベーション維持の両面から見て、職場リーダーが早めにベルト交換の段取りをすべきです。
タオル、布巾
タオル地のものはほつれるので使用しないようにしましょう。不織布のカウンタークロスがおすすめです。
カウンタークロスも経年劣化するので交換頻度を決めておきます。交換時に色を変えると、交換できていない分が一目瞭然です。
軍手、鍋つかみ
熱いものを触る工程や刃物を扱う工程などでは軍手を使っていることがあると思います。
ほつれたり破れたりする前に新品と交換するなら、その頻度や交換の目安を明示しましょう。
木綿製などからシリコン製の手袋に変えるなどの対策も効果的と思います。
ロープ、ヒモ
エプロンや天井から下がっている扉の開閉スイッチにヒモが使われています。ビニールチューブ(ソフトポリウレタンチューブなど)にすると、ほつれによる異物混入の危険性が減ります。
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