関西大学様の授業で「食品企業のリスク」についてお話ししました
- 2019.05.05
- 講演、セミナー
関西大学千里山キャンパス
社会人になってから、千里山キャンパスへは台湾史の研究会や資格試験の受験などで訪れる機会がありました。
高校生の頃、関西大学の指定校推薦も受けられたのですが、家から近くないところに行きたいと思って推薦を受けませんでした。今から思えば、もし千里山キャンパスに通っていたらまた違った人生だったかも知れません。
ほんの少しだけですが私個人的にはご縁のある大学でしたので、何かお役に立てればと思い、またキャリアコンサルタントとして学生のみなさんの参考になればと思い、今回お話しさせていただきました。
授業に呼んでいただいたきっかけ
この度、一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズの代表でもあり、関西大学でも教鞭を執っておられる広田特任教授のご厚意で、関西大学の学生の方の前でお話しさせて頂きました。
広田特任教授には2018年に食品品質プロフェッショナルズのHPを通じて毛髪混入対策について相談させていただいて以来、いろいろとお世話になっております。私が以前の職場で自社無料セミナーの計画をした時はメルマガで紹介してくださり、多くの企業担当者様がご参加くださったこともあります。
食品品質プロフェッショナルズでは有益な情報をメルマガで無料配信してくださっています。興味ある方は登録されてはいかがでしょうか。
食品企業のリスク
食品安全はもとより、原料の安定供給、内部統制、与信管理など一般的なリスクについてご紹介しました。
リスクヘッジの方法に正解はありません。どこで「これで良し」とするかは各企業によって異なります。
品質保証と原料バイヤーの経験を元にお話をしました。バイヤーの話では買う側のリスクに焦点を当てすぎた感もありますが、売る側の視点に立てば買う側とリスクについても逆視点になります。学生のみなさんにとって、多面的にリスクを考える機会になったとしたらうれしいです。
サラリーマン個人としてのリスク
私の場合、就職氷河期に新卒で入社して、「山一證券はえらいことになったけれど、俺らはがんばろな」と12月のボーナスをもらったときに工場長に話しかけられ、年が明けた1月に会社が倒産しました。
入社1年経たずに倒産を経験したことから、またキャリアコンサルタントとして個人でもリスク管理が必要であるとお話ししました。会社が社員のリスクを取って、手厚く守ってくれる時代ではありませんからね。
「ご自身のエンプロイアビリティを育ててください」と最後にお伝えしたところ、印象に残った部分としてあげてくださった学生の方もいらっしゃいました。
- エンプロイアビリティ
- 企業の中で発揮され、継続的に雇用されることを可能にする能力
- 労働移動を可能にする能力
履歴書ではなくて、その業務の進め方が職務経歴書に書けることか意識してもらえればありがたいですね。
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