食品衛生セミナーをする時に気を付けた方が良いこと

食品衛生セミナーをする時に気を付けた方が良いこと

教育委員会様やセミナー会社様にお声がけしたところ、お話をさせていただける機会を得ることができました。ゆるい会社ですので講演する場合の社内ルールは特になく、品証のかつての上司もちょくちょく講演に呼ばれてしゃべりに行っていたのであまり気にしていなかったのですが落とし穴もありました。

講演予定の報告

役員2人も参加する毎月の職場会議では、前月実績と今月以降の予定を各自が発表します。私も「自社のアピールも兼ねて○月に○○様主催のセミナーで話をしてきます」と報告していました。

その職場会議で物言いが付いたことはなかったのですが、2019年のある時、仕入商品室長(課長)に別室に呼ばれ、「もうセミナーには行くことは許さない。セミナーの経費は全部部署の経費になっている。俺の部署の経費を使い込むことはこれ以上させないし、セミナーに行く限り俺はおまえの評価は上げない。メディアに取り上げらると社長一族は『江川君すごいなぁ』と言ってはいるが、俺はそれで評価を上げたりしない。」と告げられました。

どおりでクレーム件数を半減させても、「普通」の評価しか下されないわけです。

講演に行ったところで会社全体では赤字にはなりません。しかし京セラ式アメーバ経営を取り入れており、振り込まれた交通費と謝礼は全社経費扱いで、部署の収入にはならないシステムなっていると別室で話を聞いて初めて知りました。

個人的には経費処理のルールを変えれば良いだけと思うのと、毎月の職場会議でも聞いて知っているのに今更なんで?ととても不思議に思いました。

経営陣からはセミナーは辞めろとも言われていないどころか、逆に「業界団体にはずっと顔出せていなくて・・・ 君が講演して私の代わりに団体に貢献してきてくれて助かったわ」、「○○社の社長にこないだ会ったら『お宅の毛髪混入防止対策を試したらすごく効果があった』って喜んではったわ」と言われていたんですけどね・・・

この課長による評価

2014年3月に原材料開発課(原料バイヤー部門)から購買課(原料バイヤー部門)へと名称変更があった時も、別の課長からこの課長の下となりました。この年は包装資材で7000万円/年(3.5→2.8億円)のコストダウン実績を出したのですが、「今実績が出たとしても、それは組織変更前に取り組んだことだから評価しない。」とのことで「普通」という評価をされました。

前の課長、その上の常務のお力も借りて、社内の調整をして、やっとこぎ着けた7000万円だったのですが・・・

2016年10月に開発部に異動になりこの課長とは離れられたのですが、2018年4月から再び一緒の部署になってしまいました。異動してくる直前(2018年3月)に営業の人から「僕は一緒に働いたことないんやけど、あの人、名古屋営業所の所長してたやんかぁ。誰とは言わんけど名古屋営業所にいた営業の人間から相当エグかったって聞いてるわ。まぁ運命と諦めて、辛抱してがんばりや。」と慰められたりしました。

エニアグラム タイプ3

この課長はエニアグラムで言うタイプ3です。しかも健全度はかなり低いので問題を起こします。私が購買課にいた2年間でも正社員 2人が退職していき、退職していった人たちの希望で2回ともこの課長抜きの送別会を行いました。

タイプ3は自分にスポットライトが当たっていなければ、怖くてたまりません。他者にスポットライトが当たっていると生きている心地がしないのです。スポットライトを当ててもらうために、成果を出し続けることに躍起になります。プレイヤーとしては優秀な結果も出せますし、出世欲も強いので、営業やマーケティングなどの管理職によく収まっています。品証など裏方の部署にはまずいません。製造ラインにもあまり見かけないタイプです。

健全度の低いタイプ3は、他の人(部下、前任の上司)が出した成果が、自分が出せそうな成果を上回ることが許せません。そして、結果のためには手段を選びませんので、部下など他人の成果を自分が出した成果として上に報告します。おまけにタイプ3はプレゼン能力はピカイチです。このため上からは気に入られている場合が多かったりします。

購買課のときもこの上司でしたが、webに上がっていた管理本部会議の議事録に「購買課課長はしっかり部下を指導していて素晴らしい。それを他の課長たちも見習うべきだ。」という部長の発言が載っていました。うまいこと話を盛って上に報告したのでしょう。

この議事録を見て課員全員で「部長って何も見えてないん? 他の課長のほうがよっぽど頑張ってるのに」とIPメッセージが飛び交いました。タイプ3はこのように非常に要領よく上に気に入られるすべを心得ています。

逆に健全度が高いタイプ3は、相手の能力を見極め、動機付けをし、目標達成に効率的な道筋を示して、チームを120%の結果に導くことができます。

不運を好機に

就職氷河期に拾ってくれた会社の恩に応えなければと思い続け、20年以上勤めてきましたが「この人の下では何をやっても無駄だ」と背中を押されました。

この人がいなければ退職に踏ん切ることはできなかったことでしょう。今から考えると、天が私に遣わした人だったのかも知れませんね。

そして今では退職したので、気兼ねなく講演に行くことができる身分になりました。時間が許す限り、どこへでもお話に伺います。お気軽にお問い合わせくださいませ。