食品への異物混入防止対策 容器の積み重ね編
これから中身を入れる容器
段ボール箱やプラコンにビニール袋を敷いて積み重ねている作業場を見かけることがあります。写真のように重ねると、下のビニール袋の中に上の段ボールやプラコンの底に付いたゴミが落下することがあります。微生物的にもちょっと気になります。上の容器が清潔であれば問題ないでしょうが、ここに製品や仕掛品を入れると、異物が付着したり微生物で汚染されることがありそうです。
予め袋をセットしておいたほうが作業効率は良いのですが、このような危険性もあるので注意してください。重ねるのなら袋の口を閉じた状態で重ねるなどした方が良さそうです。
中身が入っている容器
中身を入れた後も同じで、袋の口を閉じて重ねる、直に容器に入れるものは1段ごとにシートで覆うなどをして異物混入や汚染を防ぐようにしましょう。
最下段の容器
一番下は空の最下段用のプラコンなどの容器を置いている食品工場が多いです。最下段の底は床に近く、積み替えたときに直下の容器を汚染する可能性が高くなるためです。
最下段専用のプラコンは色で区別したり、キャスターに結束バンドで固定するなどして、中には何も入れないようにしている食品工場が多いです。
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