粘着ローラー(コロコロ)がけの撮影方法
- 2019.08.07
- 毛髪混入防止対策
セミナーでは 、一緒に毛髪混入クレーム撲滅に取り組み、激減させた工場のビフォーアフターの動画をパワポに組み込んでいることが多いです。すると「これってどういう風に録画したんですか?」と質問を受けることがあります。
普通に手に持って撮影
粘着ローラーがけの様子はビデオカメラかスマホを工場の入口で構えて撮影しています。三脚などは使わず手に持って撮影しています。
なので粘着ローラーがけをしている人も録画されていることがわかっています。にもかかわらず、パワポでお見せするBeforeの動画はとんでもない状況であることに驚かれます。
ビデオカメラを置いて撮影すると
手抜きをしてカメラを入口付近の棚の上に置いて撮影をしたら、トイレが近くにあったので「盗撮されている」と大騒ぎになったことがありました。トイレの中が見える位置ではないのに、近いと言うだけで不安に感じる人が中に入るようです。気をつけましょう。
もし放置で撮影するのであれば、撮影中などメモを付けておいた方が良いかもしれません。
撮影のタイミング
撮影のタイミングは始業前か昼休憩の後です。多くの人が入る時間を目指して製造委託先を訪問していました。
どうしても無理な時は、その工場の人にお願いして撮影しておいてもらい、到着してから一緒に確認していました。
カメラの台数
私が担当していたのは自社工場ではなく製造委託先でしたので、毎日気軽に訪問できるわけではありません。
1台のカメラでは1つの角度しか写せず、重なっている人の様子がわかりませんでした。なので2台で撮影するようになりました。
天井のカメラ
フードディフェンスでカメラが付いている工場も多くなりました。しかし天井付近に設置されているので、写っている動画は上のほうから見た構図になります。この構図は結構見にくかったりしますので、人間の目線と同じような高さで撮影するのがオススメです。
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